ホームスパンとは家(home)で紡いだ(spun)織物のことで、英国の羊毛農家が自家用に作って
いた物が始まりです。現在でもスーツやコートなどの服飾をはじめ、室内装飾にも用いられます。
今回展を開催されるた3名は、清野詳子氏が主宰される清野工房で長年学んでいる方々で
各自が羊毛を洗いから草木染め、手紡ぎ、そして織りから縮絨を行った物や
肌触りの良い綿や絹、麻を織りあげた物を、ショールやストール、服地とした作品を展示しました。
機械で大量生産された織物とは異なり、同じものは二つとない、素朴で優しさと堅牢さを兼ね備えた
本物のホームスパンがギャラリーを埋め尽くしました
メリノ よろけ織り
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メリノ、シルク 杉綾織
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メリノ(コリデール) 網代織り
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前:撚りの違う糸で格子に織る
後:空羽織りストール メリノ(ポロワス)
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綾織り メリノ ナチュラルグレー
染;コブナグサ、コチニール
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鮮やかな茜染め
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服地用の大幅長物も
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メリノ 平織り&綾織り 草木染
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自分たちで『羊・綿・絹・麻』素材で『染める・紡ぐ・織る』
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本当のホームスパン作品に接することができるとあって数多くの方々がお越しくださいました。
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『いとのかい 第2回三人展』にお越しくださいましたみなさま 誠にありがとうございました。
コロナ禍や諸事情で延び延びになってしまっていた展示会がやっと開催でき、
メンバー一同大変満足しております。
ホームスパンは現代の日本での日常生活内で行うにはとても大変な趣味です。
それでも天然素材の毛や糸を、全ての工程を自分の手で通して行って作品が完成した時の喜びは
毎回、何物にも代えがたい気持ちにさせてくれます。
まだまだ奥深いホームスパンの世界ですので、これからも新たな作品作りに励んで参りたいと思っております。
いとのかい メンバー一同
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