紙・糸・布 〜25人の仲間たち〜
社会福祉法人 九十九会 まあるい広場
2011年 2月 5日 〜 13日 up 2011.04/18
千葉市若葉区の知的障害通所授産施設「まあるい広場」に通う
25名の方々の作品展が開催されました。
絵画作品や牛乳パック再生和紙・縫製・裂き織・草木染など、
こころ和む作品でギャラリーが満たされました。
どれも鑑賞できるアートです カラフルな織のコーナー
牛乳パック再生和紙のコーナー 草木染で春の優しさを…

「まあるい広場」では、障害を持つ人たちが、自分らしさを発揮しながら作品作りに
取り組んでいます。 作品はどれも健常者には思いもつかない独創的な表現や、
気の遠くなるような繰り返し作業から生み出されていました。
紙からはみ出す迫力です
大胆な筆使い・色使い
絵の中に引き込まれてしまいそうです
超緻密な絵画
織が先だそうです
絵と織 セルフオマージュ

カラフルストール
桜は時期で色の出が変化するそうです
優しいさくら染めの織
裂き織のクッション
見ているだけで楽しくなれます
縦糸横糸を丁寧に繋いで 大人気のメビウスポンチョ
完成度が高く、既成品と見間違えてしまいます
縫製は手縫いからミシンまで 個性が表現されています。
チクチクグルグル 円と直線
既成品なら不良品として扱われてしまうモノも立派な個性的作品に
牛乳パックが素敵な再生和紙に!
大判の漉き紙や楮(コウゾ)を入れて強度を増した
実用品まで揃いました。
みんなで作りました
雰囲気のあるサンシェード ブックカバー

「まあるい広場」の関係者だけでなく、連日多くの方々に足をお運びいただきました。
会場の様子〈1〉
販売コーナーは大人気でした。
会場の様子〈2〉
あれもこれも欲しくなってしまいます。
会場の様子〈3〉 会場の様子〈4〉
会場の様子〈5〉 みなさん「障害者の作品」としてでは無く、
「ある表現者の作品」として接して、
心を動かされながらの鑑賞となったようです。

『芸術を“人が生みだす表現”と、それを観て
“動く心”とするならば、両者共に特別な知識や
技術は必要ない_』
そんな思いになる作品展でした。

「紙・糸・布 〜25人の仲間たち〜」にお越しになられた皆様、
ほんとうにありがとうございました。
多くの方々に作品を見て、触っていただけ、沢山のお言葉を頂いたり、
作品を気に入って頂けました。
今後も、みなさまのお気持ちを糧に、通所者・スタッフ一同、良い作品作りに
励んでまいりますので、応援よろしくお願いいたします。
まあるい広場