古着物市

- 衣舞 -
2010年09月11~12日
up 2010.09/19
大量生産のものと違い、数多くの人の手を経て作られた着物を粗末にはできません。
千葉駅側で着道楽のお店を営む衣舞さんが、そんな気持ちで古着物市を開催いたしました。
まだまだ着られる着物から、汚れや焼けはあるけれども洋服にリメイクしたり
パッチワークなどの材料とすれば、まだまだ使える着物でギャラリーがいっぱいになりました。

初日の朝一番は、掘り出し物探しのお客様で大賑わいでした
これが\1000!
着物・帯・長襦袢・道中着・雨合羽 などなど
ちりめん細工やパッチワーク、半襟にも!
価値ある千円 古裂布詰め放題も大盛況!

探す楽しみ、使い道を考える楽しみ_
でも、皆さん良い生地を触っているだけでも楽しいのです

お蔵の反物も大放出です
会津木綿や琉球古典紬など
大島も驚きの価格でした

素敵な染めです

アンティークの着物は、モダンなデザインや匠の技で現代人を驚かせてもくれます
画のような大原女文様 絽に葦舟文様
鮮やかなアンティーク留袖

デパートの呉服屋さんと違い、気になった物は気軽に羽織って遊ぶのが、ここでは正解

着物姿のお友達と遊びに来てくれた
着物初心者のお嬢さん
好い物が見つかりました 

あれもこれも
合わせてみたくなりますね

今回は男性用の着物も
御用意いたしました

残暑厳しきなか、古着物市にご来場くださいました皆様
誠にありがとうございました。
今回の市では、通常なかなか市場に出てこない品々を並べさせていただきました。
 少しでも気軽に身近に着物を着て頂きたい、
難有って着用が無理な着物をなんとか活かしたい、そんな趣旨です。
着物の楽しみ方は人それぞれ、お祖母様やお母様から譲られた着物、
その思いごとを着る、作家物や工芸品の新作着物、伝統や技術に対する敬意を着る、
   そして、自分の目の前に現れた古着物に縁を感じながら着る。
  いずれにしても着物を着るということは、ただのお洒落や自己満足に留まらず、
  風前の灯に曝されていた着物文化の立派な伝承になっていると思います。
  <着物を楽しむ=日本文化継承の一端を担う>
  日本の着物を正装時だけの、特別な衣装にしない為にも、
  気軽に着物を楽しむという提案を続けたいと思っています。
  週末のお忙しい時間、また遠方からも、本当にたくさんのご来場を有難うございました。
  お手伝い下さったお仲間たちも有難う〜〜
また機会がありましたら、このような市を開催したいと思っておりますので、
その際には気軽に着られる着物を一緒に楽しみましょう!
主催:衣舞