ＰＭ５：００の面影

私達は１年をかけて、午後５時という時間をどのように表現し作品として残すかを模索してまいりました。
夏の夕空はまだ明るくて日暮れというには少しもの足りなく、秋の空は数分ですっかり色が変わってしまう。
どの色の景色が絵を描くうえで一番面白く感じるか思いを巡らせる日々でした。様々な色が混ざり合い、
人々が帰路につく忙しない情景はどの瞬間を捉えても創作意欲を掻き立てられるものがありました。
各作家がどういった形で午後５時を表現しているか、少しでも何かを感じていただけたら嬉しく思います。

また、テーマ以外の過去の作品も展示いたしました。
どれも思入れのある大切な作品ですので、ぜひご覧いただければ幸いです。

参加者につきましては、主催者の母校である共立女子大学の同級生３名と、
日頃から交流のある方に展示を依頼いたしました。
今回の合同展を開催するにあたり、このメンバーなら必ずテーマに対して真摯に向き合ってくれるだろうと
思った次第です。そして私の思った以上に彼女たちの一ファンとして、作品を楽しみに準備を
進めることができました。

最後になりますが、このような発表の場を得られました事を心から感謝申し上げます。
またこの展示会を機に今後ともより一層、作品制作に励んでまいります。
ありがとうございました。

ＰＭ５：００の面影 主催；高川 雲耶